私が整体を学ぼうと思った一番の動機は、「自分の体をもっとよく知りたい」という思いからでした。
なかでも、今、あちこちで話題になっている「自力整体」に興味を持ったのが大きなきっかけでもありました。
自力整体、という概念は、治療院で施術を受けるだけでなく、自分自身の体を効果的に揺らしたり揉みほぐすことで、正常な身体活動を維持するという健康法です。一見したところ、体操やストレッチのような感覚です。もちろん、激しい運動ではなく楽な姿勢で、リラックスして行えるのが特徴といえば特徴。
自分の体重を利用しながら、体中にあるツボや、凝っている部分などを優しく刺激し、気になる部分をマッサージや指圧でほぐしてゆきます。
西洋医学でも提唱される、「ホメオターシス(恒常性維持機能)」は、もともと私たちの体に備わっている能力ですが、体のゆがみや不摂生によって、これがうまく働いてくれなくなると、体のあちこちに不調をきたすようになってしまいます。
肩がこっているときや、背中・腰が痛いとき、自分で首を回してみたり背伸びをしたり、体勢を変えたりして、無意識のうちに心地よい姿勢を探していることがあります。要は、それを正しい方法で行い、揉んだりさすったり、ストレッチをすることで自分の体を整え、血液の循環を促すという方法です。
自力整体では、ソフト整体と同じように、痛いことや、無理なことはしなくていいのです。自分の心地よい範囲で体を揺らし、さすり、ほぐします。これは、身体的な不調だけでなく、心のケアにも役立ちます。
整体師を志す方は、身体の仕組みや心地よいツボなどを理解する練習として、自分自身の身体を実験台にするといいでしょう。それに、好きな場所で好きな時間に、自分自身の疲れをフォローできるのが魅力的ですよね。
年齢問わず、本当にお年寄りの方でも上手に行うことで顕著な効果を得ることができるので、とってもおすすめです。姿勢の良くない子供さんなど、家族の健康にも一役買ってくれそうです。