街の整体院の待合室には、いつも患者さんが順番待ちをしていますよね。
このように整体が人気を集めると同時に、整体師を志す人も増えています。
なぜ今、整体が注目されているのでしょうか?
もちろん、近年の健康ブームが大きく影響しているのは明らかです。でも、それ以前に、心身に関する不安が、人々の肩にのしかかっているのが大きな要因のひとつだと思われます。
皆さんは、日本人の何割くらいが、肩こりの症状に悩まされているか、聞いたことがありますか?
なんと、驚くべきことに、実に80パーセント以上の人々が、肩こりを感じているというデータが発表されています。このようなことは、他の諸外国には見られないことなのだとか。それだけ、日本人がフラストレーションを溜めやすい国民性を持っているということなのかも知れません。
にわかに健康ブームが巻き起こったのも、こういったストレスと疲れが頂点に立った結果なのでしょう。でも、余りに慢性化しているために、肩こりは治らないもの、と決め付けている人が多いのも事実です。付け焼刃のマッサージを受けたところで一時しのぎにしかならず、また酷くなって…ということを繰り返している方も少なくないようです。
そういえば、最近「未病」なんて言葉もよく耳にします。重篤な病には至らないまでも、その初期段階である状態を表す、東洋医学の概念です。
体の疲れがなかなか取れない、体がだるい、でも特に悪い部位があるわけでもない…そういう症状を訴えられる方が急増しているのも、社会の影といえる部分なのかも知れません。
そういった背景からも、今、整体という分野が担うべきところは大きいと思われます。民間療法である整体は、長い歴史の中で培われてきた理論および技術の集大成であると言えます。必要とされるからこそ、今まで継承され続けて来たのです。
現代も増え続ける需要に応じて、より多くの従事者の活躍が期待されています。